TOP > feature > Aiko Fukuda×S.ESSENTIALS International Women's Day ありのままの自分を愛せる服
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「国際女性デー(International Woman's Day)」は、1904年3月8日、ニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源となり、国連によって"女性の素晴らしい活躍と勇気ある行動を称える日"として1975年に制定されました。イタリアでは「ミモザの日」として親しまれ、女性への感謝を伝える日として、男性から女性へ愛と幸福の象徴であるミモザの花が贈られています。そんな女性の生き方を考える記念日3月8日に合わせ、スペシャルなコラボアイテムを発売。国内外の雑誌やメディア、広告など幅広い分野で活躍しているイラストレーター&アーティストの福田愛子さんとともに、女性の毎日をキラキラと輝かせてくれるファッションアイテムを作りました。

Special Interview

コンセプト作りから参画し、コラボのワンピースではデザインからフィッティングまで 何度も打ち合わせを重ねたという福田愛子さん。描き起こしたイラストに込めた 想いや商品のこだわりを、詳しくお伺いしました。

カラフルな花々が目を引く華やかなイラスト。 それぞれのモチーフに込めた想いとは?

「今回のテーマである”国際女性デー”の始まりが、アメリカでかつての女性達が選挙権を求めて立ち上がったことがきっかけだと知って、エンパワーメントをコンセプトにしたい、と考えました。描いたモチーフも”国際女性デー”のシンボルであるミモザを軸に、色味バランスを考えながら花言葉をリサーチし、女性を勇気付けてくれるようなメッセージ性のあるものから選んでいます」

––––描いたモチーフは全部で5つ。それぞれミモザ=幸福を呼び込む、オリーブ=勝利、デイジー=希望・無邪気、カキツバタ=幸せは自分で掴む、という花言葉が。福田さんの作品でよく描かれる蝶のモチーフにも、進化する・変化を遂げる、という意味が込められているのだそう。またデザインから参画したワンピには、福田さんならではのこだわりが。

「デザインから携わらせていただいたワンピースは、女性の社会躍進を応援できるようにオンオフ問わず着られるデザインを意識しました。”勝利”というオリーブの花言葉には、会社でのプレゼンなど「ここぞ!」という勝負の日にこの服を着て自信をつけてほしい、という想いも込めています。また女性をきれいに見せてくれるシルエットにもこだわりました!私自身、昔から体型にはコンプレックスがあり、昨今のボディポジティブムーブメントで勇気をもらい、「このままでもいいのかな」と思えるようになってきたのがここ最近。だから目指したのは着るために「痩せなくちゃ…」と思う服ではなく、そのままの体をきれいに見せてくれる、今の自分にフィットする一枚。袖のボリュームや身幅などエス エッセンシャルズの企画メンバーと何度も打ち合わせを重ねて、体型カバーはもちろん、年齢やライフステージが変わっても長く着続けられるデザインに仕上げました」

エス エッセンシャルズの永く使えて持続性のある服作りに共感

「私の中で“いずれゴミになってしまうものは作りたくないな”という想いがずっとあって、実は自分の作品もあまり販売をしていないんです。販売するのであれば環境に負荷のかからない印刷手法だとか、土に返る紙だとかにこだわりたい…と考えていたらなかなか売れなくなってしまって(笑)。今回のお話を受けることにしたのも、エス エッセンシャルズのサスティナブルな服作りに共感したのが理由です。コラボさせていただく商品も、永く愛用できるコートやリサイクルポリエステルを使用したワンピースなど、サスティナブルを意識したものになっています」

––––アーティストとしても一人の女性としても、“物を大切にしたい”という想いが根底にある福田さん。そのサスティナブルな価値観の基盤とは?

「私は3姉妹の末っ子なので、小さい頃は姉のお下がりしか着られなくて。当時からファッションが大好きだったので、なんとか個性を出したくてトレーナーを切ってみたりして、自分流にアレンジして着ていましたね(笑)。でも「意外とこう着れば新鮮に見えるじゃん!」という発見が毎回あって、それがドキドキに繋がっていつからか愛着が湧いてきたんです。セカンドハンドの洋服ってパリッとしていないから着心地がいいところも大好きで、小学生や中学生の時に自分が買った洋服もいまだに大事に着ています」

自身の作品作りもコラボで製作した洋服も、 大事にしたのは”ありのままの自分を愛する”こと

「イラストレーターに憧れ会社員をしながらデッサン教室に通っていた頃、本当に絵が下手で(笑)。自分の描く絵に自信が持てなくて悩んでいたのですが、当時の先生に「愛子さんにしか描けない絵があるから、きれいに描こうとしなくていいよ」と言ってもらったことで、とても救われたんです。今も作品を作るときに大事にしているのは、きれいに描きすぎないこと。あえて本物になりすぎないように、手描きらしいタッチを残して“私は完璧にはなれないけど、自分の持ち味を生かそう”という気持ちで描いています。私の中で自分に自信を持つことは永遠の課題。今回コラボさせていただいたアイテムを通して、私と同じように自信を持てないと感じている人が、ちょっとポジティブな気持ちになれたり、ありのままの自分を愛せるきっかけになる一着になれたら嬉しいですね」

【PROFILE】福田愛子・イラストレーター & アーティスト

1986年生まれ。ブリッジウォーター州立大学芸術学部グラフィックデザイン学科卒業。帰国後企業のインハウスグラフィックデザイナーとしてキャリアをスタートさせる。その後IT企業のアートディレクター・マニラ駐在員と激動の4年間を過ごしたのち退社し、イラストレーターとして自身の未知なる挑戦と人生の冒険に舵を切った。近年ではAR(拡張現実)を導入し、イラストとテクノロジーを融合させた表現方法を追求中。現在は東京と海外の2拠点で活動し、2018年にニューヨークで初個展、2019年には日本人で初めての「アドビクリエイティブレジデント」に選出された。また最近ではAdobe Aeroを駆使したAR作品「AR VIRTUAL GARDEN」が DESGIN TREND 2021に選ばれている。

Aiko Fukuda Collaboration items

[ワンピース]

福田愛子さんとデザイン段階から作り上げたワンピース。Aラインシルエット&ふんわりとした七分袖でフェミニンさは残しつつも、襟はオープンカラーでシャープに。ゆったりした着心地ながらスッキリと着られて体型カバー力も秀逸。着丈が長めだから一枚で着ても足が出過ぎず、さまざまなアウターや靴との相性もいい、福田さんのこだわりがぎっしりと詰まったワンピースです。リサイクルポリエステルを含んだ生地をヴィンテージ風に加工し、福田愛子さんのオリジナル柄を水を使わない手法でプリントしました。多様性を表現したマルチカラーと、愛子さんのイメージする”女性を象徴する色”であるレッドの2色展開。

ワンピース¥46,200(税込)

[シルキースムースTシャツ]

福田愛子さんのオリジナル柄を前身頃にプリントしたTシャツは、一枚で存在感を放ち、着映えるデザイン。エス エッセンシャルズで人気のドレスTシャツ生地を使用し、ジャージ素材でありながらブラウスのようなハリ感を実現。ゆったりとしたセットインスリーブで、二の腕もしっかりとカバーしてくれます。ワンピースと同じく、花柄部分にはリサイクルポリエステルを含んだサスティナブルな素材を使用。

Tシャツ¥24,200(税込)

[トートバッグ]

サイドのスナップボタンでシルエットが変化するトートバッグ。その日の気分や荷物の容量によって自在にアレンジが可能です。蔵前に工房を構えるファクトリーブランド「The Container shop」との協業で作られたこのバッグは、生地幅を生かしたデザインにすることや持ち手用にくり抜いた革の残りをタグに使用するなど、バッグ作りの際に出る無駄を減らすためのあらゆる工夫が凝らされています。

バッグ[大]¥14,300(税込)

バッグ[小]¥11,000(税込)

[トレンチコート]

「伝統と革新」「日本製」「こだわりの品質」をキーワードにし、永く愛されるコートを作り続けているSANYOCOATとのコラボアイテム。福田さんのオリジナルプリントを裏地にあしらい、品質の良さはそのままに、よりファッショナブルなデザインに刷新。着ていて気分の上がる一生大事にしたいトレンチコートです。

コート¥110,000(税込)

撮影/人物:フカヤマノリユキ、静物:SHINTARO 構成&文/森田晴菜

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